消費税が上がる前にしておくこと。
2019年10月1日より、
消費税が現行の8%から10%に引き上げられます。
増税前にしておいたほうがいいことについて以前にも書きました。
お家や自動車
も駆け込みで購入するのではなくて、
ご自身のタイミングに合わせていいですよ。
とお伝えしました。
↓日本経済新聞 ☞車・住宅で1670億円減税
消費税増税対策で与党税制改正大綱を決定
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38928260U8A211C1MM0000/
2018.12月の記事です。
以前の増税時にも多発した、
増税での駆け込み購入・増税後の冷え込みへの対策として
車・住宅に関わる税を減税してあげよう!という政策です。
自動車
・増税後に購入した車は、所有者に毎年かかる自動車税を最大年4500円減税する。
エコカー減税の対象車種絞り込みなどで財源を捻出する。
・取得時にかかる燃費課税は増税後1年間、1%軽減する。
環境性能に優れた車は負担が実質ゼロになる。
戸建て住宅やマンション
国土交通省HP
http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_fr4_000036.html
【対象者】 消費税増税後から20年末までに契約して入居する購入者
・ローン減税の期間を3年延ばして13年とする。
・10年目までは年末の借入残高(上限4千万円)の1%に相当する額を所得税などから差し引く。
・11年目以降は建物購入価格(上限4千万円)の2%を3年間で控除する。
ただし、借入残高の1%の金額と比べて少ない方を実際の減税額とする。
↑正直これを見ても、う~ん…
一体いくらお得になるのか?
よくわからん!
ということで…
★ 実際に簡単に計算してみました ★
※非常に簡単なシミュレーションですので、ご参考程度に留めておいてください。
【例】 建物2,000万円・土地1,000万円で合計3,000万円の住宅を購入した場合。
増税前に購入した場合 8%→ 3,240万円
増税後に購入した場合 10%→ 3,300万円
その差額 60万円
増税後に3,300万円で購入して、
ローンは3,300万円の借り入れとします。
毎月8万円ずつ返済し
10年後の住宅ローン借入残高が2,340万円と想定します。
10年目まではいつも通りの住宅ローン控除を受けます。
↑この10年間で、増税で借入金額が増えた分、
増税前に買うよりも
毎年約1万円ずつ住宅ローン控除の恩恵を受けられることになります。
10年で約10万円。
そしてさらに
恩恵を受けられる11年目~13年目の金額を計算★
↓①と②のどちらか安いほうになります。
①住宅ローン控除は借入残高×1%なので、2,340万(10年後の借入残高)×1%= 23万4千円(年間)となります。
②建物購入価格2,000万円 の2% 40万円÷3年=約13.3万円(年間)
となります。
なのでこの場合、13.3万円のほうが安いので②
11年目~13年目 の住宅ローン控除額3年間で40万円
全部合わせると、住宅ローン控除で恩恵が受けられるのは 約50万円。
増税前に購入した場合との差額 60万円-50万円=10万円
さらに、すまい給付金などもありますので、
増税分はカバーしてもらえそうです◎
やはり人生での大きな買い物なので、
焦って購入してしまい、後悔しないようにしたいですよね。
ただ、近々購入しようと考えているものであれば、
増税前に購入・契約しておいても良いと思います。
脱毛、旅行、etc…
食料品は、軽減税率があるので8%据え置きです。
↓国税庁 ホームページ 軽減税率について
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu//01.htm
※申請の期限や購入時期に条件がありますので、
その期限に間に合うよう気をつけて、計画を立ててみてくださいね~**
住宅ローンを組む前に知っておきたいプチ知識。