「主人の手取りを把握してなくて…」
「源泉徴収票見たら手取りわかりますよね?」
お客様に聞かれることがあります。
答えは
「源泉徴収で手取りはわかりません」
源泉徴収票を見たら数字が
こんな感じで並んでいると思います。
種 別 | 支払金額 | 給与所得控除後の金額 | 所得控除の額の合計額 | 源泉徴収税額 |
給与・賞与 | ① | ② | ③ | ④ |
①支払額(額面)年収ってやつ
通勤手当(非課税)は含まれていない。
②給与所得控除後の金額
収入金額から計算された
給与所得控除を引いた額
③所得控除の額の合計額
社保・生保・基礎などの控除合計金額
④源泉徴収税額
今年納める所得税の金額
①~④が、載っています。
ここから、また住民税も引かれます。
ということは…??
実際に手元に入ってくる金額は
どこにも載っていないってこと。
そもそも、源泉徴収票は
所得税の計算に必要な支払金額や
所得控除、実際に徴収された税を
事業主が証明するためのもの。
手取り額を証明するものではありません。
「家計管理をしたいけど
まず手取りがよくわからない!!」
という方は
◎お給料の振込額を合計
◎給与明細を合計
確認してみてくださいね♪
~おまけ~
②給与所得控除
2020年から変わります!!
給与等の収入金額 |
給与所得控除 2019年まで 2020年以降 |
|
162.5万円以下 |
65万円 |
55万円 |
162.5万超 180万以下 |
収入金額×40% |
収入金額×40%−10万 |
180万超 360万以下 |
収入金額×30%+18万 |
収入金額×30%+8万 |
360万超 660万以下 |
収入金額×20%+54万 |
収入金額×20%+44万 |
660万超 850万以下 |
収入金額×10%+120万 |
収入金額×10%+110万 |
850万超 1,000万以下 |
195万円(上限) |
|
1,000万超 |
220万円(上限) |
③所得控除
雑損・医療費・社会保険料(国民年金・国民健康保険
健康保険・介護保険・厚生年金保険・雇用保険)
小規模企業共済等掛金・生命保険料控除・地震保険料
寄付金、障害者、勤労学生、配偶者、扶養、基礎など。