遺族年金…?? 知ってるようで…知らない。 なんとなく…。       という方も多いと思いますので わかりやすく説明(できるかな?)   …してみます。     遺族年金は、まず簡単に 加入している健康保険によって 3つのパターンに、分けられます。 16275-nqjrjt   自営業者(国民年金加入者)  →遺族基礎年金   会社員(厚生年金加入者)  →遺族厚生年金   公務員(共済年金加入者)  →遺族共済年金     そこからまた ・家族構成 ・受給者の年齢   などによっても変わってきます。     平均標準報酬月額が30万円 妻1人、子2人の場合   基礎年金だけだと、1,239,100円(年額)   厚生年金がプラスされると、1,726,466円(年額)   共済年金がプラスされると、1,804,888円(年額)       こんなに違うんですね~。   ①の基礎年金   18歳の年度末(3/31)迎えるまでの子供 がいないと基礎年金は支払われません。   え?!   って思いますが、本当です。     そうなってくると   今まで 高い国民年金支払ってきたのに   まるで掛け捨てやん!! 損しまくりやわ!!   って感じですよね。     その代わりに…といいますか…   子供がいない配偶者には   「死亡一時金」 「寡婦年金」というものがあるんです。     ただし!! どちらか1つ選ばなくてはいけません。     ▽死亡一時金 ・国民年金保険料を3年以上納めている 1回きりの給付 (保険料納付済期間の長さにより、12万円~32万円) ▽寡婦年金 婚姻期間が10年以上 ・60歳から65歳になるまでの5年間 ・国民年金保険料を25年以上納めている ・夫が受け取れたであろう老齢基礎年金額 (第1号被保険者期間部分)の4分の3   (例えば…保険料を 30年間納付していたとすると 44万円くらいになります。)   普通に考えたら 寡婦年金をもらった方がお得ですよね。   だけど、これには条件があり ・受け取る妻自身の年金を繰上げ受給していないこと   よって 繰上げ受給している方は、死亡一時金しか選べません。     そしてまた、   妻が60歳で 厚生年金が受給される場合は   厚生年金 or 寡婦年金   どちらか1つしか選べないので もらえる額が高い方を選びましょう。     長い期間、会社員として働いてきた 奥様であれば、厚生年金の方が高くなる場合も。     自営業者から会社員になった場合。   保険料納付要件を満たしておれば どちらも受け取れる権利が発生します。   寡婦年金 or 遺族厚生年金 どちらか選択 死亡一時金&遺族厚生年金 両方受取り可能     一般的には、 遺族厚生年金の額の方が、高い場合が多いので 死亡一時金と受け取る方がお得だと思います。       「一家の大黒柱が亡くなってしまったら…?!」   そんなこと考えたくもないですが   知っておくのと知らないのでは 将来のお金に大きく差が出ます。     残された家族は大変ですが   基礎年金だけでも 月に約10万円が受取れるのは とても助かりますよね。     あれやこれやと、いろんな保険をかけて 日々の生活が、 ギリギリになってしまっている方も 結構いらっしゃいます。     もしもの時の、 自分たち家族の必要な額 公的年金で受け取れる額を知り     しっかり把握することで 足りない部分を保険で補っていく   という方法もできるようになります♪